かつては卒業式でよく歌われた、唱歌「仰げば尊し」の原曲とみられる歌がアメリカの曲!?と聞いて驚かれる方も多いと思います。
作者不詳で研究者の間では「小学唱歌集の最大の謎」とされてきた、米国で19世紀後半に初めて世に出た「卒業の歌」の旋律が同じであることが昨年の1月に突き止められたそうです。
日本語詞は文部省の3人が合議で練り上げたとされます。日本語の歌詞の立身出世を促すような歌詞は、原曲の歌詞にはありませんが、日本語の歌詞の全体の雰囲気は、原曲と良く似ています。時代の流れか、今ではめっきり歌われることは少なくなっているそうですが、名旋律であることは変わりないと思います。
卒業式に涙が自然と出るような、そういう学生時代を送れたことを誇りに思い、巣立っていってほしいと思います。